育児

《寝れない、休めない、限界…》育児で大切なこと*

わが子が産まれ、赤ちゃんとの生活が始まったママさん…
体と心、休めていますか?

想像以上の寝不足と、たまってゆく疲れ


2022年、第4子となる次男くんを出産しました*

約2年ぶりの新生児はとても小さくか細くて、それでも一生懸命泣いたりお乳を吸ったりする姿に愛おしさが込み上げます。

そんな最愛のわが子との対面に感動するのも束の間、怒涛のように迫り来るんですよね。
超絶 寝不足の日々が…。


昼夜関係なく数時間おきの授乳、そしてオムツ替え。
特にしんどいのは夜ではないでしょうか??

外は暗く街は静まりかえっている。私も1日の疲れを癒すために布団にとびこみたい。

しかし…。

泣いている赤ちゃんを寝かしつけて、「やっとウトウトしてきた…」と思ったら
ゲップとともに盛大にミルクを吐き戻してお洋服がビショビショ

もしくは
“プリプリプリッ!!”と立派な音とともにウ○チ。


着替えをしたり、オムツを替えている間に目が冴えて泣き出す赤ちゃん。
そこからまた抱っこであやしたり、授乳をしたり…とエンドレス。


明け方やっと寝てくれて、ママもひと休み出来る…!と思いきや
予想外にはやく目を覚ましたり
上の子の登園や登校の準備のために、結局すぐに起きなきゃいけない。

フラフラのまま、日中の育児に突入…。

そんな涙ぐましい寝不足の日々を送っている方が、沢山いらっしゃるのではないでしょうか??



私は1人目の産後、「話には聞いていたけど、本当にこんなに寝れないの!?」と驚きました。

産後の傷が癒えない体。
慣れない細切れ睡眠に疲れが溜まる。
赤ちゃんが眠ればできるだけ自分も眠りたいけど、タイミングよく眠気が来ずに眠れない。

赤ちゃんの睡眠リズムについていくのが、精いっぱいだったのです。

寝不足のため、限界に近づいていくメンタル


第1子の長女ちゃんはよく吐き戻す子だったので、夜のうちに1、2回お着替えをすることもありました。

抱っこでゲップ出しをしている時に、ママの腕や肩にもケプーと吐いてママも着替えをしたり。
ふき取れないほど吐いたときは、夜中にお風呂に入れることもありました。

おなかが空いてわんわん泣く赤ちゃんをなだめながら焦ってミルクを作ると…
出来上がった瞬間にスヤッと寝てしまう。

しばらく様子を見ても起きそうになくて、「じゃあ自分も寝るかな…」と横になった瞬間に赤ちゃんが起きる。
→ミルクは冷めちゃってるので作り直し…というパターン(そしてエンドレス)も。

そんな中…。

赤ちゃんが大きな声で泣こうが、ガサゴソお着替えをしようが、お風呂に入ろうが
パパはぐっすり眠って、全然起きなかったんです。


おなじ部屋にいるのに、ものすごい孤独感を感じました。


一緒に起きて、話をしてほしい。ひとこと、ふたことでいい。他愛のない、簡単な会話でいい。
夜中に必至に赤ちゃんと向き合う時間に、ひとりにしないでほしい…。

でもパパは仕事で疲れているし、自分ひとりで何とか出来ないわけでもない、なんて思っていました。
「頼っちゃいけない」って。


そして


夜はコマ切れ睡眠、昼間は赤ちゃんと2人きりで気を張りっぱなし、誰かとお喋りする機会はほとんどなく、仕事から帰ったパパとはゆっくり話す間もなく赤ちゃんの寝かしつけ…。


そんな日々がしばらく続いたあるとき


私のメンタルが限界を迎えました。


寝不足の辛さ。抱っこしっぱなしで痛い体。泣き止まない赤ちゃんをあやす力も出ず…ポロポロ溢れてくる涙。

パパをゆすって起こして、「助けて」とひと言伝えると…。
パパは起きて、私が落ち着くまで抱っこを代わってくれました。

私は涙を流しながらも、だんだんと気持ちがほぐれていくのを感じました。

大変な気持ちを誰かと共有できる、分かってもらえる、助けてもらえる。

そんな安心感が、メンタルの安定に繋がったのです。

この時に、気づきました。

子どもを抱っこするとき、お世話をするとき、寝かしつけるとき…
最近の私、ぜんぜん笑顔じゃなかったなぁって。


そして助けを求めて自分の心を守ってあげたことで、大事なことがわかりました。



自分の限界を知って、気づいたこと


わが子を大切にするって、どういうことでしょう。

「ママがいつでも笑顔で話しかけてくれること」でしょうか。

「栄養バランスが整った食事を、一食も欠かさずに作ること」?

「いつもどんな時も、子どものことを何より最優先すること」?


私が愛しいわが子のために、1番にしないといけないことは
ママがママ自身を大切にして、想いやることだと思っています。


自分が求めていることにフタをせず、なるべく叶えてあげるんです。


「眠りたい…」と思ったら、家族に頼って、すこしでも長く眠りましょう。
何も悪くありません。当然の欲求です。
一時保育やファミリーサポートを頼るのもいいですね。


赤ちゃんと2人きりで、家族に頼れないときもありますよね。
というより、頼れないときのほうが圧倒的に多い。


ママの体力が限界なんだけど、赤ちゃんが抱っこしてほしくて泣きやまないとき。
抱っこしてあげたいけど、どうしても体が動かない…。
泣いている赤ちゃんを見ながら、自分も涙があふれてしまう…。


そんなとき
赤ちゃんの体調がよくて、おなかも満たされていて、オムツもきれいなら


赤ちゃんを安全な場所にねかせて、そのとなりに横になって
「ここにいるからね」と話しかけて休んだらいいんです。

赤ちゃんが泣くのも、「一生懸命泣いて、体力をつけているな。肺もつよくなるな」と考えてみるのはどうでしょう。

そして少し休んでちょっとスッキリしたら、心に余裕ができているかもしれない。
笑顔でわが子のお世話ができるかもしれない。

一生懸命泣いて待っていてくれた赤ちゃんには「休ませてくれてありがとう」と伝えて、
ぎゅっと抱きしめてあげたらいいと思います。



眠りたい、休みたい。

そんなママの気持ちは、最優先に叶える価値があるんです。

なぜなら、ママの心が壊れたら、わが子を大切にできないから。

子どもを大切にしたいなら、まず自分を大切にすること。


それが、育児で大事なことだと思うのです。


パパ、家族、友達、助産師さんや保健士さん、無料の育児サポートダイヤルなど
じっくり話を聞いてくれて、共感してくれる人に胸の内を話しましょう。

気持ちを押し込めて、苦しんで耐えることはないですよ。
味方はたくさんいます!

「私、本当によくやってる」と自分自身を認めて抱きしめるイメージをするのも
おすすめです。

お子さんによって個人差は大きいと思いますが、

永遠のように感じる寝不足の日々も、絶対に終わりが来ますよ。


最後に、私が子どもの夜泣きがつらかった時に
心が軽くなったアイデアをシェアしますね。

寝不足が少し楽になるキーワードは「今しかない」


私は特に1人目の育児の時に、「いつまで、この眠れない日々が続くのかな…」と不安になりました。

産前から“育児がスタートすると睡眠不足になる”ということは知っていても、いざ体感するとしんどさは想像以上ですよね。

でも3人目の育児が始まったとき、今までとは違う自分がいました。


つらいことも、うれしいことも、今しかないんだと気付いたんです。

一生懸命おっぱいを吸うお顔が見れるのは、今しかない。

朝も夜も関係なく、わが子をひたすら抱っこして過ごす時間は、今しかない。

必至に泣いてママを呼ぶ姿も、

ママを見てにっこり微笑んでいる表情も、

ママの腕の中ですっかり安心して眠る姿も、

見ていられるのは、今だけ。


そしてその“今”は、思っているよりもずっと早く過ぎ去っていきます。


戻りたくても戻れない瞬間を、たった今過ごしているんですね。

寝不足の日々も、今しかない。必ず終わりが来る。

そう考えると、“つらい”でいっぱいになってしまった心が少しだけ楽になりませんか?


以前は赤ちゃんの育児をしながら、「次はいつ泣くんだろう…」「いつ起きるんだろう…」「また今夜も眠れないのかな…」とビクビクしていました。

それが「一緒に居られる時間は限られている。今しかない。だから…
いつ起きてもいいよ。いっぱい泣いていいよ。」そう思うようになると、心の疲れ方が変わりました。




泣いたり、笑ったり、苦しんだりして、
必至に育児している分だけ心は豊かになっています。

その豊かな心は、わが子からのプレゼントです。

どんな感情も、わが子と過ごすなかで生まれた大切な気持ち。

ムダなことや間違いなんてひとつもなく、ママが幸せを見つけるためのカギだと思うのです。



体は寝不足でどうしたってしんどいので、
心だけでもフワッと楽にしながら過ごしたいですね(*^^*)

一生懸命頑張っているママさんの気持ちが、少しでも軽くなりますように。

赤ちゃんとの生活が、心からの笑顔で溢れるように祈っています。

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