育児

《孤独な育児》小さなわが子と2人で過ごすのが辛い時は…《泣き止まない赤ちゃん》

出産直後に抱いた理想

命がけのお産を乗り越え、産まれたわが子を初めて見たとき、胸に抱いたとき。

どんな風に感じましたか? どんなことを考えましたか?



私は1人目の長女ちゃんが産まれて、はじめて抱っこしたとき

長女ちゃんと自分の体が驚くほどしっくりとなじんで、ママと赤ちゃんとの温かい絆を感じました。

ただ生きていてくれることに「ありがとう」という気持ちと

「いつも穏やかな、優しいママになろう」という決意が心に満ちていました。

いざ赤ちゃんと2人きりの育児が始まると…

長女ちゃんが産まれ、床上げまで義実家にお世話になったあと自宅へ戻ると

朝から夕方まで長女ちゃんと2人きりという日々が始まりました。

近所に親戚も友達もいなくて


今思えば本当に閉ざされていて、赤ちゃんと顔を突き合わせて向き合い、お互いに集中するしかない日々でした。

ミルクをあげても、オムツを替えても、お歌やオモチャや抱っこであやしてみても泣き止まず

「どこか痛いの?体調が良くないの?」「私が気付いてあげなくちゃ、わかってあげなくちゃ」「ママなんだから…」と必要以上に自分を追い込んでいました。

そんな心の状態で、ひたすらわんわん泣き続ける赤ちゃんとずっと向き合う時間は本当に辛かったです。



大人に訳もなく悲しくなる時があるように、赤ちゃんにも特に理由なく“何となく泣きたい”という時があると聞いたことがあります。

でもママはどうしても赤ちゃんが泣く原因を探してしまいますよね。

もしかして体調不良? 何かがイヤなの?って。


私は一生懸命あやしても赤ちゃんが泣き続けると、無力感を感じて心も体も疲れてしまい、一緒に泣いてしまうことも…。

「今度はいつ泣くんだろう」「お願いだから泣かないで…」と追いつめられ

わが子の泣き声に敏感になり、「どうして泣くの!」と怒鳴ってしまったこともあります。



わが子のことなのに分かってあげられない、わが子が訴えることを受け入れてあげられない、そんな自分に対して自己嫌悪になり悲しくなってしまう、負のループに陥っていました。

私は一度負のループに入り込むと、抜け出すのに時間がかかりました…。

一生懸命わが子と向き合い、育児している証拠

同じように悩まれている方がいたら、深呼吸してリラックスしてみてください*

大丈夫ですよ〜!(*^^*)


子どもに対してイライラするのも、どうしていいか分からなくなるのも、自信がなくなってしまうのも

すべて一生懸命わが子と向き合っているから。一生懸命だからこそ、気持ちが揺さぶられるんですね。


自分に対して必至に向き合おうとしてくれる、そんなパパ、ママがいる子どもちゃんは、幸せなんじゃないかなと思うんです*


子どもにプレゼント出来るものはパパ、ママの完璧な笑顔だけではありません。

「ママ(パパ)もね、怒るんだよ。悲しむんだよ。イライラしてあなたに笑いかけてあげられない時もあるんだよ。

それでも、あなたが大切なことに変わりはないよ。

そう伝えることが大事なのではないかなと思います。


「あの辛かった頃にこんな風に考えていたら、こんな風に誰かに声をかけられていたら、ネガティブモードから抜け出すのが早かったかもしれない」と感じることを、次に書いていこうと思います。

育児中の心が軽くなるヒントは、“気軽に楽しむ”こと*

責任感に押しつぶされそうだった自分に伝えられるとしたら、

「もっと気楽に“赤ちゃん”という存在を楽しんでみて(*^^*)」と言いたいです。

「どうやってあやすのが正解なんだろう」「発育にいい遊びをしないと」「イライラしちゃいけない、感情的に育児したらいけない」と

自分が決めたルールにがんじがらめだった当時。

今となれば、もっと単純に、赤ちゃんという時期を楽しめばよかったと思います。


例えば、一見きょとんとした新生児の表情ですが

抱き上げたときの、なんとも言えない目の輝き。

沐浴したときの、笑っちゃうくらい気持ち良さそうな表情。

おなかがいっぱいになった時の、うっとりとした顔つき。

窓の外をじっと見つめる目の色。

そんな表情を観察してみたり、気持ちを想像してみるのも、わが子との楽しい時間につながります(*^^*)



泣いてばかりの時期の赤ちゃんと過ごすときには

「湿気のこもった衣服が気持ち悪くて着替えたいのかもしれない、吐き戻したミルクの拭き残しがあって臭くて嫌なのかもしれない、寝ている間に汗をかいた体が気持ち悪いのかもしれない、背中がかゆいのかもしれない、気分転換したいのかもしれない…」

と、想像の引き出しを増やしていきました。

泣き続ける赤ちゃんにアレコレ提案してあげられるようになったので、

「着替えてみよっかー♪お顔を拭いてみよっかー♪」と、どれをしたらご機嫌になるのか探るのが楽しくなりました。

手を変え品を変え関わることでコミュニケーションにもなるし、ママは気が紛れます(*^^*)

特にお風呂やお着替えは、赤ちゃんの気分転換にオススメです*

赤ちゃんを楽しませようとするよりも、自分が赤ちゃんといる時間を楽しむ♪

“赤ちゃんに何かしてあげる” “遊んであげる” というより、

ママが好きなことをして、機嫌よく過ごしたらいいと思います。

ママが好きな曲を流しながら楽しく歌ったり

わが子の名前を何度も呼びたいだけ呼んでみたり(*^^*)

赤ちゃんのお顔を見つめることが癒やされるのなら、そうしてただ笑いかける時間もいいと思います。

ママが楽しいと、それが赤ちゃんに伝わり、一緒の時間を穏やかに過ごせるようになります。

ギャンギャン泣いていたと思えば急にフッと眠ってニヤッと笑う笑顔で癒やしてくれたり

赤ちゃんらしい仕草でキュンとさせてくれたり…

小さなわが子ほど、可愛らしくてユニークで、ツッコミどころ満載で面白い生きものはいないのでは?と思ってしまいます。

育児について考え過ぎたり悩んだりして、もし苦しくなってしまったら

ふっと力を抜いて、自分が見つけた育児の楽しみに赤ちゃんを巻き込むような気持ちで過ごしてみるのも、良いかもしれません(*^^*)




育児が辛いと感じたり、つまづいたような気持ちになるママは、けっして1人ではありません。

おそらく全てのママが、多かれ少なかれ、悩みを抱えて育児をしています。

「こんなの理想と違う、自分のしたい子育てじゃない、自分は間違っている。」

そう感じていたとしても、

ママの一生懸命さや愛情は日常の中できっとわが子に伝わっています。

何をしても泣き止まなくてイライラして怒鳴ってしまったあと、

泣きつかれて眠った子どもの寝顔を見て、「ごめんね…」と涙が溢れてくる。愛しさが溢れてくる。

ママの気持ちが落ち着いているときに

「大好きだよ」と伝えて抱きしめてあげたらいいんです。

子どもが元気に笑って泣いて、すくすく育っているなら


ママは間違っていません。


ママ自身を優しく労ることを忘れずに、一緒に育児していきましょうね(*^^*)

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