“抱き癖”という言葉をご存じですか?
または“抱き癖がつく”って言われたこと、ありますか?
抱き癖とは…赤ちゃんを頻繁に抱っこすることで、
抱っこしていないと赤ちゃんが泣きやまなかったり、眠らなかったりする“くせ”がつくという考え方
周りから「あんまりだっこすると、抱き癖がつくよ~」と言われたけど、実際どうなんだろう…?
そう考えている方に読んでいただきたいです。
0ヶ月~1才頃まで、ひたすら抱っこを求めていたわが子たち
わが子は4人とも抱っこが大好きです。
私も出来ればずっと抱っこしていたいので
子どもが産まれてから歩けるようになる頃まで、求められれば抱っこして過ごしていました。
1日のほとんどを、抱っこ紐で抱いて過ごす日も多かったです。
今8才の長女ちゃんが赤ちゃんの頃は
今よりもっと“抱き癖”がつくと良くないという風潮が周りにあって
親戚にも
「抱き癖がつくから、あんまり抱っこしすぎないように」
なんて、よく言われていました。
(私の体を気遣う気持ちも含まれていたのだと思います)
でもそう言われると、
でも、抱っこしないと永遠に泣きやまないんだもん…
とか、
こんな風に抱っこじゃないと落ち着かなくなったのは、私が抱っこし過ぎたから…?
なんて思ってしまいませんか?
そんな、ちょっぴりやっかいな“抱き癖”という概念ですが
じつは科学的な根拠はないそうです。
むしろ今では
「子どもの抱っこは心の安全基地の基礎となるから、どんどんしましょう」
という風に変わってきているようですね。
ママが自分の体や、子どもの発育のことを考えて納得して選択し、あえて抱っこを控えるのであればそれは良いことだと思うのです。
なにがポイントかというと、抱っこに限らず
周囲の人や世論の言葉を受けて、ママ自身が心から納得していないのに、気持ちを押し込めて行動してしまうのはもったいない場合があるということ。
どんなことでもそうですが、見解は日々変化するし
育児に関することも、よかれと思っていたことが180度翻ることもあります。
子どもが安全で健康で幸せそうなことは大前提として、
変化していく世論とは別に、自分が母親としていいと思うこと、したいと思うことを
貫いてもいいと思うんです*
「抱っこし過ぎ」…けっこうじゃないですか(*^^*)
赤ちゃんはママの腕の中が、最高に好きなんです。
ママの香りとぬくもりに包まれることが、世界でいちばん落ち着くんです。
わが子を抱っこできる時間は、思っているよりも少ししかありません。
ママに抱っこされなくても、ひとりで好きなことをして楽しんで、
どんどん離れて好きなところへ行ってしまう日がくるんです。
抱っこに関して、
私は母子にとってお互いの愛着形成の基盤となるように感じていたので、周りから「やめておけば…」と言われても
「ふふふ〜 ねぇ〜!」と笑ってごまかしました(笑)
あとは「気を遣ってもらって、ありがとうございます*」と伝えたり。
何と言われても自分がしたいように、思いのままに行動したので
今になって「もっと抱っこしておけばよかった…」と切なくなることはありません。
モヤモヤして納得しないまま、「抱かないほうがいいのかな…」と本当の気持ちにフタをして
抱っこをひかえていたら、今頃後悔していたのだろうと思います。
あの時、自分の気持ちや子どもの要求を押し込めずに
たくさん抱っこしていて良かったと思います(*^^*)
ちなみに…
友人の低月齢の子どもちゃんは、意識的に抱っこ以外のコミュニケーションを密にとり、
抱っこの時間を自然と短くしながら関わることで
日中はベビーベッドでご機嫌に過ごし、昼と夜のねんねもセルフねんねが出来る、という子が何人かいます。
抱き癖がついてもつかなくても、それぞれの家庭で子どもちゃんが幸せに発育していることには変わりないですね。
周囲の言葉や世論は参考までに、ママがどんな育児をしたいか、子どもにとって何がいいのかを考え、選択し、納得して実行することが大切で
そうして出た答えが、それぞれの家庭の正解なのだと思います*
ちなみに、生粋の抱っこちゃん&抱っこくんのわが子たちですが
8才の長女ちゃんも6才の長男くんも、現在はママにべったりということはなくなりました。
長男くんは「抱っこさせて~(*^^*)」と言っても、逃げていくこともありますよ。笑
こんどは2才の次女ちゃんと0才の次男くんが、絶賛抱っこ期です。
とことん付き合おうと思います☆
気持ちは「抱っこしたい」と思っていても、体がしんどいときがありますよね。
体に合う抱っこ紐をみつけることで、疲れぐあいが軽くなりますよ。
心にも体にもやさしく、なるべくムリしないように
いっしょに抱っこライフを楽しみましょう*