出産レポ

《4人きょうだい出産レポ》1人目長女ちゃんの出産*《初産》


お産って実際どんな感じなの??
陣痛の始まりってわかるもの??
初産ってどのくらい時間かかるの??どのくらい痛いの??



妊娠・出産は、女性にとって命がけの大仕事ですよね。

私は妊娠中に少しでも情報がほしくて、ことあるごとに検索魔になっていました(^^;ゞ

特に妊娠後期になると、いつ、どんな風にお産が始まるんだろう!?と、
ひとつでも多く体験談を読みたくなりませんか?



この記事では、4人きょうだいのわが家の第一子・長女ちゃんの出産レポをします☆



☆・☆・☆☆・☆・☆☆・☆・☆☆・☆・☆☆・☆・☆☆・☆・☆・☆・☆☆・☆・


長女ちゃんを妊娠していたのはおよそ8年前。
まだコロナの存在なんて全く無かった頃です。

臨月に入ってもまったく産まれる気配がなく、
予定日から1週間後の41週になる日までに産まれなければ、
陣痛促進剤を使いましょうと言われていました。

パパと一緒にお散歩をしたり、家の階段を何度も何度も上り下りしたりと努力しつつ
出来れば自然に陣痛が来ますように…と願っていました。


梅雨明け間近の夏日、41週目になる前日のことです。

朝9時、初産でも「もしやこれは陣痛…?」と分かるような、独特な痛みがやってきました。

おなかをギューッとしぼられるような、下腹がズーーンと重たくなるような痛みでした。
それと同時におしるしもあり、「いよいよ出産なんだ!」と感じたのを覚えています。

MAXの陣痛を経験したあとなら、このときの痛みは引っかかれた位の痛みだと思うかもしれません。まだまだお産にはならないな、という感じ。



でも何しろ初めてなので、「これって陣痛よね!?」と慌てふためきながら
家にいたパパに痛みの間隔を計ってもらいつつ、産院へ電話をしました。

このとき、陣痛の間隔は20〜30分ほど。



「初産だし、お産の進みはゆっくりだと思うから、痛みがもっと強くなって、
時間の間隔も5分間隔くらいになったら連絡してね」とのことで、緊張しながら横になっていました。

それからは… なかなか間隔が短くなりませんでした!


そして午後17時頃。

「横になっているから進まないのかも!動いたほうが進むらしいし、ごはんを買いに行こう!」と、
パパと一緒に近所のスーパーへ。

歩き回って買い物をしていると…

キタキタ来ました〜〜!それまでと格別の痛みが!



思わずしゃがみ込みました。

「これはいい具合に進んでいるぞ〜!」と、景気づけに鰻丼をカゴへIN!!

妊娠中はビタミンAの過剰摂取を避けるため、鰻を我慢していました。
もう産まれるというタイミングなら食べても問題ないそうなので、
お産に向けてスタミナをつけるためにも鰻にあやかりました☆


のちに、この時しっかり食べておいて良かったー…と思うことになります。


帰宅して時間を計ると10分間隔になっていました。

痛みも強くなっているので、陣痛に耐えながら鰻丼を食べます!

美味しかったな〜

食後にシャワーも浴びておきました。

順調に思えましたが、問題が…。

痛みは強くなるのに間隔は縮まりません。


午後21時、耐えきれず産院に「もうムリです〜〜痛いです〜」と電話。

(実際は21時までに何回か電話で状況を説明して、「もう少し頑張ってみよう!」と励ましてもらっていました)

「よく頑張ったね!じゃあもう入院しましょうか」とGOサインをもらい、いざパパの運転で産院へ…!


移動中もウンウンうなりながら痛みに耐え22時に入院となりました。

陣痛室に通してもらって入院着に着替えます。

内診してもらうと子宮口の開きは3センチほど。

ホントに〜!?こんなに痛いのに〜!?と泣きそうな気持ちに。

(いや、ウソです。泣く余裕さえありませんでした)


どんどん強くなる痛みにパニックを起こし、陣痛の波が来るたび叫びまくりました。


パパは背中をさすったりしてくれましたが
私は内心「さすってほしいの、そこじゃないわーー!!!」と思っていました。

でも産後の関係に響いちゃいけないし、言葉には気をつけなきゃと思って(そこは妙に冷静)

「いま…(さすらなくて)いいから…」とそっと手を遠ざけました。笑


私は妊婦教室に行ったことがなく、いきみ逃しや呼吸法はすこーし聞きかじった程度でした。

今ならあの頃の自分に、せめて、最低限、分娩に関わる回の妊婦教室には行っておこう!と言います。

本番を迎える心構えと、陣痛を乗り越える知識を持つと、だんぜん安心感があると思います。

現在はコロナ禍で妊婦教室が中止のところも多いですね。

その代わりYou Tubeでは助産師さんがお産について分かりやすく配信してくれている動画が増えているように思います。

私は4人目のお産に備えてちょくちょく観ていました。



陣痛が来るたびに叫んで体に力が入るので、赤ちゃんにも良くないし、
いざ産まれるという時に体力を残すため、麻酔をしてもらうことに。

おしりにチクッと打ってもらうと、痛みがすーっと引いていきました。

緊張の糸が切れたのと、いきみ逃しの疲れで、フッと眠りに落ちました。


しばらく眠り、穏やかな気持ちで目覚めると夜中になっていました。

まだ麻酔が効いているため、落ち着いてパパと会話をしました。

内診してもらうと子宮口は7センチ大。

力を抜き、リラックスすることがスムーズなお産のカギなんだなと実感しました。



その後麻酔が切れ、痛みが徐々に復活して再び苦しくなります。

この頃には、「もう産まれて~~!!」「助けて~~!!」とばかり考えていました。


先生に分娩室へ移動しましょうと言われ、ヘロヘロになりながら「やっとゴールが見えてきた…!」と思いました。

実際はここからがまた長いのですが…。


もはや何時だったかは見る余裕もありませんでした。

分娩台に上がり、ひたすら時間が過ぎるのを待ちます。

産まれるまでにまだ時間がかかりそうなので、パパは陣痛室で待ってもらうことに。

パパいわく、ひとりでソワソワしっぱなしだったそうです。


私はと言えば必至だし、助産師さんが何人もそばにいてくれているので、心細さ皆無でした。


午前4時をまわったくらいでしょうか。

「お産の準備をしていきます」と分娩台の角度が変わったり、足にカバーをしてもらったり、おしりの下にビニールシーツをしいたり…。

着々とお産に向けた態勢が整っていきます。

私はというとすでにフルマラソン完走後のような状態。

1分間隔の陣痛の波にのみ込まれていました。


ここでひとつこぼれ話を…。


そろそろいきんでいきましょう、という段階で助産師さんが「ご主人呼ぼうか!?立ち会い希望だよね?」と聞いてくださったんですが

「パパは(どうでも)いいです!!(あなたがいてくれたら!!)」とバッサリ言う私。

「そうは言っても…」と、さり気なくパパを呼んでくれた助産師さん、この御恩は一生忘れません。

お産のとき、多くの人は冷静な自分を見失うので
バースプランは事前に、産院や家族へしっかりと伝えておきましょう☆(経験談




なかなか破水しなかったため、先生による人工破膜となりました。破膜の処置に痛みはありませんでした。

ジワーッと羊水が流れる感覚。

破水してから更に陣痛の段階が変わるというか、さらに痛みが増して、ぐんとお産が進みました。

このとき痛みはMAXです!



つないだパパの手を握りしめて、
先生と助産師さんが教えてくれるタイミングで必至に呼吸をして、いきんで、いきんで…


まだ産まれない。うめき声が出てしまう。


3回ほど、いきんで、いきんで…!




予定日からちょうど1週間後の、日の出の頃。午前5時。


わが家の長女ちゃんが誕生しました!




元気に泣いてくれて、すぐにカンガルーケア。


なんとも言えない赤ちゃんのいい匂い、胸のうえの重みや温かさ、
ゆっくりとした動き、とんでもなく愛しい娘の姿。



「ありがとうね、がんばったね、おつかれさま…」と声をかけました。


ついさっきまであった陣痛はパッタリとなくなり、
長い時間苦しんでいたことは、既に昔のことのように感じているのだから本当に不思議です。


長女ちゃんの体調が安定していたからか、長い時間カンガルーケアをさせてもらえたように思います。


無茶苦茶にいきんでしまったので、けっこう激しく裂傷がおきていました。
でも縫合も後産も何もかも、長女ちゃんにウットリしているうちに済んでいました☆
痛みや違和感など全く覚えがありません。早くもMAX産後ハイだったのかもしれません。

やりきった〜…という気持ちと、パパと長女ちゃんへの感謝の気持ちでいっぱいでした。

☆・☆☆・☆☆・☆☆・☆☆・☆☆・☆☆・☆☆・☆☆・☆☆・☆☆・☆




第一子の出産レポは以上です☆
出産のようすはママと赤ちゃんによって十人十色なので、
ひとつの例として「へ~」「ほ~」と読んでもらえたらと思います。


リアルな初産の記録として、少しでも参考になればうれしいです!



2人目の長男くんの出産はとても穏やかでした。(先生に「上手なお産でした」と言って頂いたほど。)
スピード安産だった様子と、その秘訣を綴っていますので
こちらの記事もぜひご覧くださいね*
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